化け草履は、粗末にされた履物が妖怪化した付喪神。夜ごと「カラリン、コロリン」と音を立て、物置の隅へ入っていく草履の怪異です。

化け草履
概要
- 化け草履は、古くなった草履が妖怪化した付喪神。
- 読みはバケゾウリ。
- 草履そのものが動き、夜に不思議な声や音を立てる。
- 身近な生活道具が、粗末に扱われたことで怪異化するタイプの妖怪である。
- 古下駄の怪とかなり近く、履物は付喪神化しやすい道具として扱われている。
姿
- 古びた草履の姿。
- 草履に目や口がついた姿で描かれることが多い。
- 水木しげるロードの妖怪紹介では、出現地は伊勢、草履が化けた付喪神の一種として紹介されている。
- 『決定版 日本妖怪大全』の話では、姿よりも「カラリン、コロリン」という音と、物置へ入っていく動きが印象的に語られる。
能力・習性
- 夜になると、履物の音のような声を立てる。
- 粗末に扱われた履物がある場所へ戻っていく。
- 人を襲うというより、道具を粗末にするなと訴える妖怪に近い。
- 古い道具に霊が宿る、付喪神系の発想で理解しやすい。
代表的な伝承
- 昔、履物を粗末にする家があった。
- ある晩、召し使いが一人でいると、「カラリン、コロリン、カンコロリン、まなぐ三つに歯二ん枚」という声が聞こえた。
- その声は毎晩続き、家の者が正体を確かめようと戸の隙間からのぞく。
- すると、化け草履が、いつも履物を投げ捨てている物置の隅へ入っていった。
各地のバリエーション
- 伊勢・三重県
- 水木しげるロードの紹介では、化け草履の出現地は伊勢とされる。
現代作品での登場
- 『ゲゲゲの鬼太郎』
- 第6期 第41話「怪事!化け草履の乱」に登場。作中では、草履の付喪神として描かれるとして描かれます。
Prime Videoの第6期ページ内で該当話を選んで視聴・レンタルできます。
リンク - 第6期 第41話「怪事!化け草履の乱」に登場。作中では、草履の付喪神として描かれるとして描かれます。
- 『妖怪ウォッチ』シリーズ
- 『妖怪ウォッチ2』では、化け草履が登場し、妖怪スポットやガシャで入手できる妖怪として扱われている。
リンク - 妖怪ウォッチの元ネタ妖怪まとめもどうぞ
別名
- ばけぞうり
- 化草履
関連妖怪
- 付喪神
古い道具に霊が宿った妖怪の総称。化け草履は、その代表的な履物系付喪神。
- 古下駄の怪
古い下駄が「鼻痛い」と声をあげる怪異。化け草履と同じく、履物が妖怪化する。
- 化け下駄
下駄が妖怪化したもの。草履と下駄の違いはあるが、粗末にされた履物の怪異として近い。
妖怪検定ポイント
- 化け草履は、古くなった草履が妖怪化した付喪神。
- 粗末にされた履物が、夜に音や声を立てる。
- 代表的な声は、「カラリン、コロリン、カンコロリン」。
- 出現地としては、伊勢・三重県が紹介される。
- 古下駄の怪と同じく、履物系の付喪神として覚えると整理しやすい。
- 検定向きキーワードは、化け草履・ばけぞうり・付喪神・履物・伊勢・カラリンコロリン。