つらら女は、吹雪の夜に人家を訪れる雪国の女妖怪。白い肌の娘が風呂で姿を消し、氷柱だけを残す秋田の怪異です。

つらら女(つららおんな)
概要
- つらら女は、雪や氷柱に関わる女の妖怪。
- 読みは「つららおんな」。
- 吹雪の夜、人家を訪れる若い女として語られる。
- 雪国の自然現象である「つらら」が、人間の姿をとった怪異といえる。
姿
- 若い女の姿で現れる。
- 肌は雪のように白い。
- 吹雪の夜に、旅の途中で困った娘のように家を訪ねてくる。
- 見た目は普通の人間に近いが、寒さや氷と結びついた存在である。
- 正体を現すときも、怪物の姿になるのではなく、姿を消して氷柱だけを残す。
能力・習性
- 吹雪の夜に人家を訪れる。
- 人間の娘の姿をとる。
- 雪や氷と関係が深く、熱い湯や風呂を苦手とする。
- 家に泊まるうちに人間と親しくなる。
- 最後には姿を消し、氷柱や櫛などを残す。
代表的な伝承
- 秋田での話。
- ある吹雪の晩、長助夫婦の家に、色白の若い女が訪ねてきた。
- 女は、姉の嫁ぎ先で時間を過ごしすぎ、帰る途中で吹雪になったので一晩泊めてほしいという。
- 夫婦は快く泊め、雪が降り続くうちに、女は家になじんでいった。
- ある日、長助が風呂をすすめると、女はなかなか入ろうとしなかった。
- しかし何度もすすめられ、悲しそうな顔で風呂場に入る。
- いつまでも出てこないので見に行くと、湯船に女の姿はなく、髪に挿していた櫛だけが浮かんでいた。
- 風呂場には水蒸気が寒さで氷柱となって下がっており、長助は「あの娘はつらら女だったのか」と悟った。
各地のバリエーション
- なし
現代作品での登場
- なし
別名
- なし
関連妖怪
- 雪女
雪の中に現れる女性の妖怪。雪・寒さ・美しい女の姿という点で、つらら女と近い。
- 雪爺
雪に関わる妖怪。女性型ではないが、雪国の自然現象が怪異化した存在として関連する。
- 雨女
天候と結びつく女性の怪異。つらら女とは属性が異なるが、自然現象と女の姿が結びつく点で近い。
- 濡女
水辺に現れる女の妖怪。水・湿気・女性型怪異という観点で関連する。
- 磯女
海辺に現れる女性の妖怪。出現環境は異なるが、旅人や人間の前に現れる女妖怪として比較しやすい。
妖怪検定ポイント
- 読みは「つららおんな」。
- 秋田の吹雪の晩に現れる。
- 雪のように白い肌の若い女として人家を訪ねる。
- 風呂に入ると姿を消し、櫛と氷柱を残す。
- 雪女と近いが、つらら女は「氷柱」が正体を示すポイント。