屏風のぞきは、夜、屏風を立てて寝ていると、屏風の陰から髪を垂らした痩せこけた姿でのぞいてくる妖怪。新婚の夜を好むともいわれる、寝所の怪異です。

屏風のぞき
概要
- 屏風のぞきは、屏風の陰から人の寝姿をのぞく妖怪。
- 読みはビョウブノゾキ。
- とくに新婚の夜などを好んでのぞくとされる。
- 襲うというより、のぞくこと自体が目的の妖怪。
姿
- 髪を垂らした、痩せこけた姿。
- 屏風の陰や上から、寝ている人をのぞき込む。
- 鳥山石燕の『今昔百鬼拾遺』にも「屏風闚」として描かれる妖怪で、屏風の向こうからこちらをのぞく姿が知られている。
能力・習性
- 屏風の陰から、寝ている人をのぞく。
- 新婚の夜を好むとされる。
- 「なぜのぞくのだ」と聞くと、「わしは屏風のぞきだ」と答える。
- 屏風を使っているかぎり現れ、口論してもやめない。
- 封じるには、屏風を使わないことだとされる。
代表的な伝承
- 夜、寝所に屏風を立てて眠る。
- すると、屏風の陰から髪を垂らした痩せた妖怪が現れ、寝ている姿をのぞき込む。
- 問いただすと、自分は屏風のぞきだと名乗る。
- いくら文句を言っても、屏風を使っているかぎり現れる。
- そのため、この妖怪を避けるには、屏風を使わないしかないとされる。
各地のバリエーション
- なし
※地域固有の伝承というより、屏風を使う生活空間から生まれた寝所の怪異として扱うのが自然。
現代作品での登場
- 畠中恵『しゃばけ』シリーズ
若だんなの暮らす離れに置かれた古い屏風が化した付喪神として紹介される。
原典の不気味なのぞき妖怪から、作品内では若だんなの遊び相手にもなるキャラクターとしてアレンジされている。
リンク
別名
- 屏風闚
- 屏風覗き
- びょうぶのぞき
- ビョウブノゾキ
関連妖怪
- 目目連
障子に無数の目が現れる妖怪。屏風のぞきと同じく、家の中の「視線」にまつわる怪異。
- 天井嘗
家の内部に現れる妖怪。屏風のぞきと同じく、住まいの中の一部が不気味になる系統。
- 古畳の怪
屋内で起こる怪異。寝所や座敷の不気味さという点で近い。
- 家の中に現われる妖怪まとめました
妖怪検定ポイント
- 屏風のぞきは、屏風の陰から寝ている人をのぞく妖怪。
- 読みはびょうぶのぞき。
- 髪を垂らした痩せこけた姿で現れる。
- 新婚の夜を好んでのぞくとされる。
- 問いただすと「わしは屏風のぞきだ」と答える。
- 封じる方法は、屏風を使わないこと。
- 鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』では「屏風闚」として描かれる。
- 検定向きキーワードは、屏風のぞき・屏風闚・屏風・寝所・新婚の夜・のぞき・付喪神系。