足まがり(あしまがり)
足まがりは、香川県に伝わる夜道の怪異です。綿のようなものが足へ絡みつき、歩けなくなるとされます。狸の仕業とも語られる、姿の見えない妖怪を解説します。

概要
- 足まがりは、香川県に伝わる夜道の足元の怪異です。
- 正体ははっきり見えず、歩く人の足へ綿のようなものがまとわりつき、進めなくさせるとされます。
- 記録では、狸の一種、あるいは狸のしわざと語られる例が目立ちます。人の姿を取る妖怪というより、夜道で生じる不気味な身体感覚を怪異として捉えた存在です。
姿
- 定まった姿はありません。
- 綿、煙、白い影のようなものが足元に触れるとされます。
- 狸が正体とされる話もありますが、常に狸の姿が見えるわけではありません。
能力・習性
- 夜道を歩く人の足に絡みつき、歩行を妨げます。
- 足が重くなる、もつれる、前へ出なくなるといった感覚を起こします。
- 人を殺すような怪異ではありませんが、暗い道で足を止められる不安そのものが恐怖の中心です。
代表的な伝承
- 香川県のある老人が、神社参りの帰りに日暮れを迎えた。
- 前方に白い狸が現れ、その狸は足元へまとわりつき、なかなか歩かせなかった。
- 老人が足で蹴ると、狸は悲鳴のような声を上げて消えた。
- 家へ着いた時には、すでに夜半になっていたという。
各地のバリエーション
- 香川県の古い記録
姿を見せず、綿のようなものを通行人の足へ絡みつける狸の怪異として記録されています。 - 香川県の別伝
白い狸が直接現れ、足元にまとわりついて人を歩けなくさせる話があります。
現代作品での登場
- 水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』「妖怪あしまがり」
水木しげるの漫画版『ゲゲゲの鬼太郎』には、題名に「あしまがり」を掲げたエピソードがあります。
リンク
別名
- なし
関連妖怪
- 狸(たぬき)
足まがりは、香川県の記録で狸の一種、または狸の仕業とされています。足まがりを単独の固定した姿を持つ妖怪ではなく、狸が起こす怪異現象として理解する手がかりになります。
- すねこすり
夜道で人の足元をこすり抜け、歩きにくくさせる怪異。姿や伝承地は異なりますが、足元の異物感によって通行人を困らせる点で近い存在です。
- ノツゴ
愛媛県などで、夜の山道で足がもつれて歩けなくなる状態を「ノツゴに憑かれた」とする怪異。足まがりとは別物ですが、歩行不能や足の重さを怪異として説明する点で比較できます。
- 四国の妖怪をまとめています
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妖怪検定ポイント
- 読みはあしまがり。
- 香川県に伝わる夜道の怪異。
- 綿のようなものが足に絡みつき、歩けなくなる。
- 姿は定まらず、狸のしわざとされる例が多い。
- 白い狸が足元にまとわりつく伝承もある。