安倍晴明の式神は、陰陽師・安倍晴明が使役したとされる霊的存在。鬼神や使い魔として働く、陰陽道の怪異です。

安倍晴明の式神(あべのせいめいのしきがみ)
概要
- 安倍晴明の式神は、陰陽師・安倍晴明が使役したとされる霊的存在。
- 読みは「あべのせいめいのしきがみ」。
- 式神とは、陰陽師が術によって使う鬼神・霊・使い魔のような存在。
- 妖怪というより、陰陽道・呪術・神仏信仰に近い怪異である。
- 安倍晴明の伝説では、式神を自在に使役したことが、晴明の超人的な力を示す要素になっている。
姿
- 決まった姿はない。
- 鬼神のように描かれることもあれば、人間の姿をとることもある。
- 紙で作った人形、つまり式札や人形に宿る存在として語られる場合もある。
- 安倍晴明の式神は、橋の下に隠されていた、家事をさせた、命令に従って働いたなど、姿よりも「使役される霊的な力」としての性格が強い。
能力・習性
- 陰陽師の命令に従って働く。
- 人間にはできない仕事をする。
- 目に見えない霊的存在として動く。
- 使役者の呪力によって呼び出される。
- 家の雑事、警護、調査、怪異への対処など、伝説によって役割はさまざま。
- ただし、独立した妖怪というより、術者に従う存在である。
代表的な伝承
- 安倍晴明は、式神を使役する力にすぐれた陰陽師として語られる。
- しかし、式神は普通の人間には恐ろしい存在でもあった。
- 晴明の妻が式神を怖がったため、晴明は式神たちを家の中に置かず、一条戻橋の下に隠していたという。
- 必要なときだけ式神を呼び出し、命令を与えて働かせたとされる。
- この話は、晴明が鬼神さえも自在に扱うほどの術者だったことを示している。
各地のバリエーション
- なし
現代作品での登場
- 小説・映画『陰陽師』シリーズ
夢枕獏の小説『陰陽師』シリーズ、およびその映像化作品では、安倍晴明が呪術師として描かれる。式神そのもの、または式神的な呪術表現も、晴明像を支える重要な要素として扱われる。
リンク
- 映画『陰陽師0』
安倍晴明の若き日を題材にした作品。式神そのものを中心にした作品ではないが、晴明と陰陽道・呪術のイメージを現代的に描いた例。
リンク
- ゲーム『陰陽師本格幻想RPG』
安倍晴明が主人公として登場するスマートフォン向けゲーム。式神を扱う陰陽師という現代的なキャラクター像が強く打ち出されている。
別名
- 式神
- 識神
- 式鬼
- 式の神
関連妖怪
- 鬼
式神は鬼神として扱われることがあり、陰陽師に使役される霊的存在として鬼と近い。
- 十二天将
陰陽道で重要な神将たち。式神とは同一ではないが、陰陽道の霊的存在として関連する。
- 橋姫
一条戻橋など、橋にまつわる怪異と関連づけやすい。晴明の式神も戻橋の下に隠されたという伝承がある。
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妖怪検定ポイント
- 読みは「あべのせいめいのしきがみ」。
- 式神は、陰陽師が使役する鬼神・霊的存在。
- 安倍晴明は式神を自在に操ったとされる。
- 妻が怖がったため、式神を一条戻橋の下に隠したという話が有名。
- 妖怪というより、陰陽道・呪術に属する存在。
- 蘆屋道満、十二天将、鬼などと関連づけて覚えるとよい。