日本の妖怪 超まとめ

日本に住む全ての妖怪をここに集めます 。

実は怖くない?無害でかわいい妖怪10選|出会っても安心な日本の怪異たち

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妖怪と聞くと、

人を食べる。
呪い殺す。
水の中へ引きずり込む。

そんな恐ろしい存在を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

しかし、日本の妖怪がすべて人間を襲うわけではありません。

中には、

「それ、妖怪というよりタダの変な人じゃね?」

と言いたくなるような、ほとんど害のない妖怪もいます。

この記事では、人間への危険が少なく、驚かせ方も比較的おとなしい、どこかかわいい妖怪10体を紹介します。

※妖怪の伝承には地域差があります。「絶対に何もしない」という意味ではなく、主な伝承で人命に関わるような強い害がほとんど語られない存在を中心に選んでいます。

 

 


1. スネコスリ――雨の日に足元へすり寄ってくる

スネコスリは、岡山県に伝わる妖怪です。

雨の降る夜道などに現れ、人の足元へまとわりつき、名前の通り「脛をこする」ようにして歩くとされます。

犬や猫のような小動物の姿で描かれることが多く、現代ではかわいい妖怪として特に人気があります。

どれくらい無害?

足元にすり寄ってくるだけ。

噛みつく。

血を吸う。

魂を奪う。

そんな恐ろしい能力はありません。

困ることがあるとすれば、足にまとわりつかれて少し歩きにくいくらい。

雨の日の夜道で突然何かが足に触れたら驚くでしょうが、正体がスネコスリだと分かれば、むしろちょっとかわいい。

日本の「無害な妖怪」の代表格といっていいでしょう

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2. ケサランパサラン――見つけると幸せになる?

ケサランパサランは、白くふわふわした毛玉のような不思議な存在です。

空から降ってくる。

風に乗って漂っている。

家の中にいつの間にか現れる。

など、さまざまな形で発見されるといわれています。

桐の箱に入れ、おしろいを与えて育てるという伝承も有名です。

どれくらい無害?

無害どころか、

持っていると幸運が訪れる

といわれることがあります。

人間を驚かせることすらありません。

白い毛玉がふわふわ浮いているだけ。

妖怪なのか、植物の綿毛なのか、動物の毛なのか。

正体そのものもよく分かっていません。

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3. 座敷童子――住み着いた家を繁栄させる

座敷童子は、岩手県を中心とする東北地方に伝わる、子どもの姿をした妖怪です。

古い屋敷の座敷などに住み、

足音を立てる。

子どもと遊ぶ。

布団を動かす。

姿をちらりと見せる。

などの不思議な現象を起こします。

どれくらい無害?

基本的に、人を襲う妖怪ではありません。

それどころか、

座敷童子がいる家は繁栄する

とされます。

ただし、

座敷童子が家から去ると、その家が衰える

という伝承もあります。

いなくなられる方が困る珍しい妖怪です。

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4. 倉ぼっこ――倉に住む小さな守り神

倉ぼっこは、東北地方や岩手県遠野に伝わる妖怪です。

「倉わらし」とも呼ばれ、名前の通り、家の倉に住んでいるとされます。

人前に姿を見せることは少なく、

倉の中から物音がする。

子どもの声が聞こえる。

小さな足跡が残っている。

といった形で存在を知らせます。

どれくらい無害?

倉ぼっこも、座敷童子と同じく人を襲いません。

これまた座敷童子と同じく

倉ぼっこがいる家は栄える

と考えられてきました。

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5. べとべとさん――ただ後ろを歩いているだけ

べとべとさんは、奈良県などに伝わる夜道の妖怪です。

一人で暗い道を歩いていると、

「べと、べと」

と、後ろから誰かの足音が聞こえてきます。

自分が止まれば足音も止まる。

また歩くと、後ろからついてくる。

ところが振り返っても、誰もいません。

どれくらい無害?

ただ後ろをついてくるだけです。

襲ってくるわけでもありません。

道の端へ寄って、

「べとべとさん、先へおこし」

などと声をかければ、足音は前へ移動し、そのまま消えていくとされます。

妖怪界でもかなり話の通じるタイプです。

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6. 唐傘お化け――驚かせたいだけの一つ目傘

唐傘お化けは、古い傘が妖怪になった付喪神です。

一本足。

大きな一つ目。

長い舌。

という非常に分かりやすい姿で知られています。

一本足でぴょんぴょん跳ねながら現れるため、現代ではかわいらしいマスコットとして描かれることも多い妖怪です。

どれくらい無害?

昔の妖怪画では非常に目立つ姿をしていますが、

人間を殺したり、大怪我をさせたりするような有名な伝承はほとんどありません。

夜道で突然現れる。

舌を出す。

飛び跳ねて驚かせる。

だいたいそのくらい。

やっていることはいたずら好きな子どもに近い存在です。

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7. ぬっぺふほふ――見た目が怖いだけで何もしない

ぬっぺふほふは、顔と体の境界がよく分からない、巨大な肉の塊のような妖怪です。

「ぬっぺっぽう」とも呼ばれます。

古い寺の境内や夜道などに現れ、ぶよぶよした体でふらふら歩いている姿が描かれてきました。

どれくらい無害?

見た目と危険度のギャップがデカい。

ものすごく怖そうなのに、

歩く。

立っている。

それだけ。

人間へ積極的に危害を加えありません。

夜の寺で遭遇したら心臓には悪そうですが、向こうからすれば、ただ散歩していただけなのかもしれません。

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8. 小さいおじさん――見つけると幸運?

小さいおじさんは、現代の都市伝説として知られる小人型の怪異です。

姿は名前の通り、

人間のおじさんをそのまま数センチ程度に縮めたようなもの。

スーツ。

ジャージ。

作業着。

など、目撃談によって服装もかなり普通です。

家の中、公園、神社などに突然現れるといわれています。

どれくらい無害?

見かけるだけ。

襲われたという話より、

「見たら幸運になった」

という噂の方が有名です。

台所の隅を小さなおじさんが走っていた。

家具の陰へ逃げていった。

生活感が強いのが面白いところ。

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9. 鳴屋(やなり)――家をミシミシ鳴らす小鬼

鳴屋は、

「誰もいないのに家がミシミシ鳴る」

という家鳴りの怪異を妖怪化した存在です。

鳥山石燕は、小さな鬼たちが家を揺らして音を出している姿として描きました。

現代風にいえば、ポルターガイストのような現象です。

どれくらい無害?

家を鳴らすだけ。

夜中に、

ミシッ。

ギシッ。

と音がすれば少し怖いですが、家の人へ直接攻撃するわけではありません。

しかも、妖怪画では小さな鬼たちが一生懸命家を揺らしています。

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10. 山彦(やまびこ)――山から声を返してくれる

山彦は、山や谷で声を出したときに、同じ声を返してくる怪異です。

現在では音の反響として説明できますが、昔の人々は、

「山にいる何者かが返事をしている」

と考えました。

鳥山石燕も、山の中に住む不思議な存在として「幽谷響」を描いています。

どれくらい無害?

攻撃能力ゼロ

こちらが、

「ヤッホー!」

と叫べば、

向こうも、

「ヤッホー!」

と返してくる。

かなり平和な妖怪です。

 


 

ただ存在している妖怪

ぬっぺふほふや小さいおじさんは、基本的に姿を見せるだけです。

ちょっといたずらする妖怪

スネコスリや唐傘お化け、鳴屋は、人間を困らせるとしても軽いいたずら程度。

むしろ福をもたらす妖怪

座敷童子、倉ぼっこ、ケサランパサランは、人間に幸運や繁栄をもたらす存在として語られています。

そして、べとべとさんのように、

「道を譲れば普通に帰ってくれる」

妖怪までいます。

妖怪は必ずしも、人間の敵ではないのです。


まとめ

日本には、恐ろしい妖怪だけでなく、ほとんど人間に危害を加えない妖怪もいます。

ただ存在している妖怪

ちょっといたずらする妖怪

むしろ福をもたらす妖怪

 

「妖怪=人間を襲う化け物」

ではないことがよく分かります。

そんな妖怪たちも、日本の怪異文化の一部なのです。