黒玉は、夏の夜に蚊帳をすり抜け、眠る人の足から顔へとはい上がる妖怪。胸を圧迫し、呼吸困難や金縛りを起こすとされます。

黒玉(くろだま)
概要
- 黒玉は、夏の夜に眠っている人を襲う、黒い塊のような妖怪。
- 蚊帳をすり抜けて寝床へ入り、人の体へまとわりつく。
- 金縛りや睡眠中の息苦しさを引き起こす存在として紹介されている。
- 幽霊が姿を現す前の状態ではないか、という説も記されている。
姿
- 丸い黒色の塊のような姿。
- 顔や手足はなく、輪郭もはっきりしない。
- 『決定版 日本妖怪大全』の挿絵では、全体から毛や棘が生えたような、真っ黒な球体として描かれている。
- 大きさや細かな形状は明らかではない。
能力・習性
- 夏の夜、蚊帳をすり抜けて寝床へ入る。
- 眠っている人の足元へまとわりつき、徐々に体をはい上がる。
- 胸の上へ乗って人を苦しめる。
- さらに顔まで達すると、呼吸困難を起こす。
- 人が目を覚ますと、姿を消してしまう。
- 金縛りの原因になるとも考えられている。
代表的な伝承
- 夏の夜、眠っている人の蚊帳の中へ黒玉が入り込む。
- 黒玉は足元から体をはい上がり、胸の上へ乗って息苦しくさせる。
- 気づかずにいると顔まで覆い、呼吸ができないほど苦しめる。
- 人が目を覚ましたときには、黒玉はすでに消えているという。
各地のバリエーション
- なし
現代作品での登場
- なし
別名
- なし
関連妖怪
- 人魂
昔は白い玉が現れ、その中から幽霊が出ると考えられることがあった。黒玉も、幽霊が姿を現す前の状態ではないかという説がある。
- 黒坊主
黒く形の定まらない姿で人に取りつく妖怪。黒玉と同じく、眠っている人へ異変を起こす伝承がある。
- 家の中の妖怪を集めています
妖怪検定ポイント
- 読みはくろだま。
- 夏の夜に現れる黒い塊の妖怪。
- 蚊帳をすり抜けて寝床へ入る。
- 足元から胸、顔へとはい上がる。
- 胸や顔を圧迫し、呼吸困難を起こす。
- 目を覚ますと消えている。
- 金縛りや幽霊と関係する存在として説明される。