おばりよんは、新潟県三条地域に伝わるおんぶ妖怪です。夜道で「おばりよん」と叫んで人の肩にしがみつき、次第に重くなる怪異の伝承や別名を解説します。

おばりよん
概要
- おばりよんは、夜の草深い道で人の背中や肩にしがみつく妖怪です。
- 新潟県三条地域では、「ばりよん」は当地の言葉で「負われたい」、つまり「おぶってほしい」という意味と説明されます。
- 姿の恐ろしさよりも、見えない何かが背中に乗り、逃げるほど重くなる感覚が恐怖の中心です。
姿
- 具体的な姿は定まっていません。
- 人や獣の姿として現れるというより、暗がりから突然肩に取りつく存在として語られます。
- そのため、実体の見えない重みや声だけで恐怖を与える怪異と考えるのが自然です。
能力・習性
- 夜の草むらや藪の多い道で、「オバリヨン」と声を上げて人の肩につかまります。
- 取りつかれると肩が急に重くなり、振りほどこうとしても離れません。
- 暗い道を急いで通り抜けようとする人の不安や、枝・草・足元の障害が生む感覚と結び付いた怪異と説明されています。
代表的な伝承
- 力持ちの男が「オバリヨン、負ぶわれよう」と肩につかまった怪異を、そのまま家まで連れ帰った。
- 男は庭石へ強く叩きつけた。
- すると怪異は消え、小判が大量に落ちた、または小判入りの壺が落ちてきたという。
各地のバリエーション
- なし
現代作品での登場
- 『ゲゲゲの鬼太郎』第4期・第59話「妖怪オバリヨン!」
オバリヨンが登場するアニメオリジナル回。伝承どおりの怪異としてではなく、物語上のキャラクターとして描かれています。
別名
- オバリヨン
- ばりよん
- うばりよん
- おんぶお化け
- プッツァリティ
- バロンバロン
関連妖怪
- ノツゴ
四国に伝わる、歩く人の足元にまとわりつく怪異。背中に乗るおばりよんとは違いますが、夜道の移動を妨げる妖怪として近い存在です。
- すねこすり
岡山県などに伝わる、足にすり寄って歩きにくくさせる怪異。おばりよんと同じく、道を歩く人の身体感覚に不安を与えるタイプです。
- オボ
群馬県利根郡に伝わる、足元に絡みつく怪異。夜道で人の移動を妨げる点で、おばりよんと共通します。
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妖怪検定ポイント
- 読みはおばりよん。
- 新潟県三条地域の妖怪として知られる。
- 「ばりよん」は「負われたい」の意味。
- 夜道で肩や背中に取りつき、次第に重くなる。
- 力持ちが連れ帰ると、小判へ変化したという話がある。
- 姿は明確に定まっていない。