倉ぼっこは、東北地方や岩手県遠野に伝わる、倉に棲む子ども姿の妖怪。物音や小さな足跡で気配を示し、いなくなると家運が傾くとされる倉の守り神を解説します。

倉ぼっこ
概要
- 倉ぼっこは、東北地方に伝わる、倉に棲む子ども姿の妖怪です。
- 倉わらしとも呼ばれ、倉の中で物音を立てる程度で、強い害をなす存在ではありません。
- ただし、倉ぼっこがいなくなると家運が傾くと考えられました。
- 家に福をもたらし、去ると家が衰えるという性質から、倉に棲む座敷童子に近い存在と考えられます。
姿
- 子どもの姿をしているとされます。
- ただし、人前に姿を現すことはまれです。
- 多くの場合は、物音、小さな足跡、子どものような声などによって存在が気づかれます。
- 年齢、服装、顔立ちなどの細かな姿は伝えられていません。
能力・習性
- 倉の中で物音を立てる。
- 糠殻などをまいておくと、小さな子どもの足跡を残すことがある。
- ときには子どものような声を聞かせる。
- 倉に棲みつく家に繁栄をもたらし、去ると家運が衰えるとされます。
代表的な伝承
- 岩手県遠野の村兵という家には、倉ぼっこがいたといいます。
- 倉の中に糠殻を散らしておくと、小さな子どもの足跡が残されていました。
- そのため、家の人々は倉ぼっこの存在に気づいたと伝えられます。
各地のバリエーション
- なし
現代作品での登場
- 『ゲゲゲの鬼太郎』第4期・第87話「迷い家の倉ぼっこ」
倉ぼっこが登場するエピソードです。倉に棲み、家運と結びつく妖怪という伝承をもとにしつつ、不思議な椀をめぐる作品独自の物語として描かれます。
別名
- 倉わらし
関連妖怪
- 座敷童子
家に棲み、去ると家運が傾くとされる子どもの怪異。倉ぼっこは、倉に棲む座敷童子に近い存在と考えられます。
- ノタバリコ
土間のあたりを這い回るとされる家の怪異。座敷に現れる座敷童子と対比される存在として、倉ぼっこと同じ家屋の怪異の系統に置けます。
- 家に現われる妖怪をまとめています
妖怪検定ポイント
- 読みはくらぼっこ。
- 東北地方、とくに岩手県遠野に伝わる。
- 倉に棲む、子ども姿の家の妖怪。
- 別名は倉わらし。
- 普段は姿を見せず、物音・足跡・声で気配を示す。
- 倉ぼっこが去ると、その家は衰えるとされる。
- 座敷童子に近い存在だが、主な住みかは座敷ではなく倉である。