蟹坊主は、山梨県山梨市周辺に伝わる大蟹の怪異。荒れ寺に黒い坊主の姿で現れ、泊まった旅僧を脅かしたという蟹寺の伝承を解説します。

蟹坊主
概要
- 蟹坊主は、甲斐国東山梨郡下の里、現在の山梨県山梨市周辺に伝わる蟹の怪異です。
- 荒れた寺に現れ、黒い僧侶の姿で人を脅かした大蟹として語られます。
- 寺の床下や近くの沢に潜む大蟹が、坊主に化けたものと考えられました。
- この伝承から、寺は後に「蟹寺」と呼ばれるようになったといいます。
姿
- 人前では、真っ黒な坊主の姿で現れます。
- 正体は、人間ほどもある大きな蟹です。
- 甲羅や脚を見せた怪物の姿ではなく、僧侶に化けて寺の中へ現れることが特徴です。
- 伝承上は、黒い僧形から蟹の正体へ戻る流れが重要です。
能力・習性
- 荒れ寺に住みつき、泊まる住職や旅人を追い払う。
- 夜中に現れ、物音や気配で人を不安にさせる。
- 僧侶の姿に化けて現れる。
- 傷つけられると寺を逃げ出し、沢へ潜るとされます。
代表的な伝承
- 甲斐国のある寺は荒れ果て、住職が入っても一晩で姿を消すため、無住の寺になっていました。
- そこへ旅僧が泊まり、夜中に目を覚ますと、部屋の中に真っ黒な坊主が立っていました。
- 旅僧は怪異を蟹だと見抜き、独鈷で坊主を刺しました。
- 坊主は叫びながら逃げ、寺の床下には穴があり、そこから蟹が出入りしていたことが分かります。
- 沢へ逃げた大蟹は死んでおり、旅僧はその寺の住職になりました。以後、寺は蟹寺と呼ばれたといいます。
各地のバリエーション
- なし
現代作品での登場
- 『ゲゲゲの鬼太郎』
第6期 第17話「蟹坊主と古の謎」に登場。作中では、古い謎を抱えた蟹の妖怪として描かれます。
Prime Videoの第6期ページ内で該当話を選んで視聴・レンタルできます。
リンク
別名
- なし
関連妖怪
- なし
妖怪検定ポイント
- 読みはかにぼうず。
- 甲斐国東山梨郡下の里、現在の山梨県山梨市周辺の伝承。
- 荒れ寺に現れる、蟹が化けた怪異。
- 真っ黒な坊主の姿で現れる。
- 正体は人間ほどの大蟹。
- 旅僧に見破られ、独鈷で刺されて沢へ逃げる。
- 伝承の寺は「蟹寺」と呼ばれるようになった。