アカナーは、沖縄の月の影にまつわる昔話に登場する猿に似た妖怪。猿にだまされて命を狙われるものの、十五夜の月に救われ、月で水を汲む姿になったとされます。

アカナー
概要
アカナーは、沖縄の月の影にまつわる昔話に登場する妖怪です。
猿に似た姿をした、心優しい存在として語られます。猿と同じ屋敷で暮らしていましたが、庭の果実を独り占めしたい猿にだまされ、命を狙われることになります。
十五夜の月へ助けを求めたアカナーは、天久の山から天上へ救い上げられました。それ以来、月の影にはアカナーが水を汲む姿が映っているといわれます。
姿
- 猿に似た姿をしている。
- 人間のように屋敷で暮らす存在として語られる。
- 月の中では、水を汲む姿が見えるとされる。
- 恐ろしい怪物というより、昔話の登場人物に近い素朴な姿を持つ。
能力・習性
- 心優しい性格で、争いを好まない。
- 猿の悪意に気づかず、無理に果実売り競べへ参加させられる。
- 十五夜の月へ祈り、助けを求める。
- 月に救われた後は、月影の中に姿を見せるとされる。
代表的な伝承
- アカナーは、猿と同じ屋敷に住んでいた。
- 庭には、よく実る桃の木があった。
- 猿は桃を独り占めするため、売り競べで負けた方を殺す提案をした。
- 猿は自分の籠へ熟れた桃を入れ、アカナーの籠には青い桃を多く入れた。
- アカナーは桃を売れず、殺されることを恐れて十五夜の月へ祈った。
- 月は天久の山へ籠を降ろし、アカナーを天上へ救い上げた。
- 以後、月にはアカナーが水を汲む影が映るようになったという。
各地のバリエーション
なし
現代作品での登場
- なし
別名
- なし
関連妖怪
- 猿神
猿の姿や性質と結びつく妖怪。アカナーは猿に似た姿とされるが、猿神のような神格・害をなす性格とは異なる。
- キジムナー
沖縄に伝わる木の精。アカナーとは性質が異なるが、沖縄の昔話・自然信仰に根ざす存在として並べやすい。
妖怪検定ポイント
- 沖縄の月の影にまつわる昔話に登場する。
- 猿に似た、心優しい妖怪とされる。
- 猿の策略で命を狙われた。
- 十五夜の月に救われ、月で水を汲む姿になったという。