コシュンプは、北海道北見の斜里に伝わるアザラシの怪異。美しい斑のあるアザラシに化け、男に憑いて性格を変え、ときには幸福へ導くともされます。

コシュンプ
概要
コシュンプは、北海道北見の斜里に伝わるアザラシの怪異です。
コシュンプは男に憑き、その性格や運命を大きく変える存在として語られます。
恐ろしい憑き物である一方、善悪二つの性質を持ち、好いた男を幸運へ導くこともあるとされます。単なる海の怪物ではなく、愛情・執着・憑依が重なった複雑な怪異です。
姿
- 斑のある美しいアザラシの姿で現れる。
- 夢の中では、とても美しい女の姿を取る。
- 女の姿では、片腕を失った状態で現れる。
- 海の獣と人間の女性、二つの姿を持つ怪異として語られる。
能力・習性
- 男に憑き、その人の性格や行動を変える。
- 憑かれた者を、家族に対して冷酷な人物へ変えることがある。
- 夢の中に現れ、言葉を交わす。
- 善悪二つの性質を持つ。
- 好いた男の憑き神となり、運命をよい方へ導くこともある。
- 海の生き物でありながら、人間の暮らしや夫婦関係へ深く入り込む。
代表的な伝承
- 北海道北見の斜里に、イペランケという女性がいた。
- 夫が海で、美しい斑のあるアザラシを捕らえた。
- そのアザラシはコシュンプであり、夫はたちまち憑かれてしまった。
- 夫は妻を邪魔に思い、虐待するようになった。
- イペランケが夜に待ち伏せすると、家へ入ろうとした何者かをまさかりで斬り、女の片腕を残した。
- 翌晩、コシュンプは美しい女の姿で夢に現れ、腕を返す代わりに夫を渡してほしいと頼んだ。
- 夫は若くして死んだが、イペランケはその後、不自由なく暮らせたという。
各地のバリエーション
なし
現代作品での登場
- なし
別名
- なし
関連妖怪
- 狐憑き
狐などの霊的存在が人に憑き、性格や行動を変えるとされる憑き物。コシュンプも、男に憑いて家庭を壊す点で比較できる。
- 河童憑き
河童が人に憑くとされる怪異。コシュンプとは地域も姿も異なるが、人に憑いて心身や行動へ影響する点で共通する。
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妖怪検定ポイント
- 北海道北見の斜里に伝わる。
- 斑のある美しいアザラシの怪異。
- 男に憑き、性格や運命を変える。
- 美しい女の姿で夢に現れる。
- 善悪二つの性質を持つとされる。