百目は、体中に無数の目を持つ妖怪。夜の古寺や廃寺に現れ、人に会うと目玉が一つ飛び出して追ってくるとされます。

百目(ひゃくめ)
概要
- 百目は、体中にたくさんの目を持つ妖怪。
- 読みは「ひゃくめ」。
- 古寺や廃寺に夜現れる妖怪とされる。
- 目が多い妖怪という点で、目目連や百々目鬼と近い位置にある。
姿
- 体中に目が百個ほどついている。
- 人間のような姿というより、肉のかたまりのような妖怪として想像される。
- 『決定版 日本妖怪大全』では、ぬっぺふほふのような肉塊型の妖怪と同類かもしれない、と触れられている。
- 目の数が本当に百個ぴったりというより、「たくさんの目を持つ」という意味合いが強い。
能力・習性
- 昼はまぶしくて歩けないため、夜に歩く。
- 人に出会うと、体についている目玉の一つが飛び出す。
- 飛び出した目玉は、相手をどこまでも追ってくる。
- 追いかけた目玉は、やがて百目の体に戻る。
- 何を食べているのかは不明とされる。
代表的な伝承
- 百目は、夜の古寺や廃寺に現れるとされる。
- 夜道や古い寺で人が百目に出会うと、体中の目のうち一つが飛び出して、その人を追いかける。
- 目玉だけがどこまでもついてくるため、出会った者は逃げても逃げても見張られているような恐怖を味わう。
各地のバリエーション
- なし
現代作品での登場
- なし
別名
- なし
関連妖怪
- 目目連
障子に無数の目が現れる妖怪。百目と同じく、「たくさんの目」が怪異の中心になる。
- 百々目鬼
体に多くの目が現れる鬼。目が体に生じる妖怪として、百目と特に近い。
- 手の目
手のひらに目を持つ妖怪。体の一部に目があるという異形性で関連する。
- ぬっぺふほふ
肉のかたまりのような妖怪。『決定版 日本妖怪大全』でも、百目と同類かもしれない存在として触れられている。
- 一つ目小僧
目の数は逆に少ないが、目の異常さが妖怪性につながる代表的な妖怪。
- 見越入道
視線や見上げる行為と関係する妖怪。百目とは姿は違うが、「見ること」が恐怖につながる妖怪として比較しやすい。
妖怪検定ポイント
- 読みは「ひゃくめ」。
- 体中に多くの目を持つ妖怪。
- 昼はまぶしくて歩けず、夜に活動する。
- 人に会うと、目玉が一つ飛び出して追ってくる。
- 古寺や廃寺に現れるとされる。
- 目目連・百々目鬼・手の目など、「目」に関する妖怪とまとめて覚えるとよい。
- 「百眼」は江戸時代の寄席芸であり、妖怪の百目とは別物。